河井寛次郎氏の茶碗で楽しむお茶会

山ブログは一旦お休みしまして、京都岡崎蔦屋書店にて行われたイベントの様子を。

光村推古書院の新刊「柳宗悦と京都~民藝のルーツを訪ねる」発売記念の特別企画、河井寛次郎氏の茶碗で楽しむお茶会に参加してきました。

著者のおひとりである鷺珠江さん(河井寬次郎記念館学芸員)が所有しておられる寛次郎氏の器を使って、気兼ねのないお茶会です。

茶箱に詰められた形も技法も様々な10種の茶碗(茶箱がまた素敵)、くじ引きで選ぶことからスタートです。

クジの入った蓋物ももちろん寛次郎作。

幸運にも1番クジを引きまして、最初に選ばせていただきました。

パッと目に付いたものをと、土感強めでくすんだ色釉が穏やかな3色碗に。

ご用意くださった菓子皿も1点ずつ皆違うのですが、偶々の3色掛け同士。

お菓子はゆかりのものをと寛次郎氏命名の松江は三英堂の日の出前をいただきました。

なめらかな舌触りで上品な甘みのお菓子は、寒天を使わずに餡を押し固めていく「しののめづくり」との製法と。

お茶をいただき少し緊張もほぐれてきまして、皆さんいただいた菓子皿を回し、いろいろと拝見させていただきました。

花の絵付けもの。

掻き落としのこちらは初期作品。

海鼠の六角。

鶏、具体的な絵柄のものは制作としては古い時代のものと。

筒描きの馬の目。

お茶碗もいろいろ、筒描きの花も色差しや辰砂と、そして形も様々。

呉須釉に3色、黒釉に3色。

泥刷毛目の黒碗は、

直筆の箱も見せていただきました。

2杯目はこの茶碗で。

お菓子は御池煎餅と徳之島の黒砂糖、干菓子をいただきました。

お菓子の入った蓋物や、

なつめなども実際に手に取らせていただき、一周ぐるりと底の部分まで見て触れて。

扁壺も同じく手に取りながら。

型作りで敢えてこの形と。

上下左右、口も大きく非対称。

菓子鉢に使われていた大皿。

こうして裏も見られるのがうれしい機会。

最後はお番茶をいただきました。

この頃には最初の緊張感はどこへやら。

手に触れ、口を付けていただいていると、どんどん距離感がなくなってきていつの間にか自然とお茶の会を楽しんでいました。

寛次郎氏の器、骨太で重厚感のある印象ですが、手に抱えると柔らかくストンと入り込む感じがしまして。

鷺さんのお話もまた穏やかな雰囲気を作ってくださり、お茶会と言うより和やかなお茶飲みの時間でした。

不定期ですが度々行われておられるようです。

直近では兵庫陶芸美術館で開催中の「河井寛次郎展」に合わせ、11月25日(日)に企画されていますので、ご予定の方はどうぞお早めのお申し込みを。

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