引き続き森山窯

引き続き森山窯にて。

山陰道から見えたススキをきっかけに植物の話からお庭の方へとお邪魔しまして。

首の傾き全開で見上げた大きな木、立派なイチョウがあり、この時季地面は銀杏でいっぱいでした。

昨年から近くに雄木を植えられたとのこと、思いの外たくさん実がついて食べるに余るようで。

どんなものかと見せていただいたら予想外のかわいらしさ。

繁殖力の強さに驚きです。

話は器に戻り、工房内でまたいろいろと、その中で急須作りについて少々。

手首の動きに自然な注ぎ口の角度や蓋に添える指の収まりなど、森山窯の急須の使いやすさは手にされている方には周知の通りかと。

私自身も興味津々な道具のひとつ、陶工の方々によって茶こしの作り方が異なることもあり、そちらについて伺っていましたら、穴空けの道具を見せてくださいました。

茶こしには細いもの(下)、蓋に設ける空気穴には太い方(上)を使われています。

傘の骨を利用した森山さんお手製の道具、ちょうど収まる柄を付けられているところがまた良くて。

お持ちの方がいらっしゃったら、是非茶こし穴を覗いていただければ。

溝に溜まる土を都度削ぎながらひとつずつ空けられているのですが、その間隔にも表情が見られます。

この穴もですが、以前に触れました指描やこの入荷でお話したい草紋など、森山窯の品に見られる間の取り方が個人的には結構ツボで、それぞれのエピソード(直接どうぞ)に愛嬌があって。

そしてこれもと持って来ていただいた柄杓も拝見しました。

こちらも大小竹筒を加工した手づくりの道具で、注ぎ口の角度や柄の付け方など、うまいこと作られています。

森山さんの急須が使い良い理由、これでまたよく分かりました。

使い勝手を思って工夫されている道具の数々(工房にはまだ多種あります)、自ずと器作りもどこに重きがあるのか瞭然です。

草紋のマグ、今回買い付けた品は今までご用意していたものと少し仕様が異なるのですが、器を手にしてお話差し上げたく(言葉ではうまく説明できずで)、ご興味ありましたらお声掛けいただければと思います。

物から垣間見て想像し、尋ねて腑に落ちる、森山さんの人となりを物を通して知っていくことに楽しみを覚え、質問の多い訪問となっています。

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