でく工房にて

伊勢行きの目的はこちら、二見のでく工房へ参りました。

年に1度ほど、ご挨拶と称して仕事を拝見したり、お話する時間を作っていただいたりしています。

猛暑日だったこの日、炉のある仕事場がサウナ状態とのことで、隣にある涼しい一室で長居をさせていただきました。

工房での制作風景はどうぞ以前のブログ(前編後編)でご覧ください。

新作の食器を拝見したり、以前から作られているものを改めて手に取ったりと。

アイテムを変えずに定番販売を続けている当店でも、商品を加え充実させていくことには積極的なつもり。

ただひとときの感情で決めたくはないので、時間をかけてじっくりと、物も人も接することを繰り返した上でと思っていまして。

今回新しいものを期待されていたら申し訳なく思うのですが、新商品を探す目的ではなく接することを重ねるための訪問でして、すぐに店頭へとは反映できずに写真だけ賑やかですみません。

長い目ではいろいろと考えていますので、形になった時にまた改めて。

でく工房の品はサイダー瓶を溶かし、吹きガラスによって作られていることは度々ご紹介していますが、その瓶について少しお話を。

お付き合いを始めた当初はエスサイダー(右)を使用していましたが、現在は鳥羽サイダーや真珠塩サイダーなど三重南部に範囲が広がっているようです。

*ガラス品の色や質に大きな差はありません。

どの物作りでも常にあるのが原料確保の心配で、仕事の根本を左右する大きな問題なのですが、その材料確保に奮闘されているお話を伺いました。

エスサイダーだけだと安心安定とはいかなくなっており、他でも瓶を探されていたよう。

幸い伊勢、鳥羽、志摩と観光需要のある土地が近いこともあって、各地に地サイダーが存在し、分けていただける所が見つかったと。

とりあえずの供給元が確保できひと安心なのですが、回収先が細かく広範囲にもなって、それはそれで大変そうで。

工房へ伺うと制作のその奥を知って、作る以前の作業の多さに気が遠くなることがしばしば、少しずつでもこうして書けたらとは思うのですが。

制作裏話のいろいろや仕事に関係のない脱線話の数々であっという間に夕方に、気兼ねなく話せる有り難いお付き合いに感謝の楽しい訪問でした。

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