「柳宗理 暮らしとかたち展」

金沢旅、まずは金沢美術工芸大学柳宗理デザイン研究所で開催中の「柳宗理 暮らしとかたち展」へ。

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1960年代に北國新聞で連載をしていたコラム「暮らしとかたち」「続・暮らしとかたち」で紹介された品の中から選ばれた数点が展示されています。

私が訪ねた時は柳自身がデザインしたものに限った作品編、現在は柳が選んだ道具からの日用品編が行われています。

壁面にはコラムの文面が掛けられており、ファイリングされた北國新聞の誌面も置いてありました。

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中でも文面と物とを見て、その背景が印象的だったものをひとつ。

ホルダー(セロハン・テープ)。

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歯の膨らみを工夫してカットしやすく、がっちりと安定して持てるよう丸みのある三角形、またこの形であることから机の上で転がることもなく、おむすびを思わせるかわいらしさもと。

コラム文を要約して書かせていただきましたが、最後にあった一文がこちら。

「すべての文房具がこうして機能と美しさを考え合わせたものになれば、日本製の名も、もっとあがるのではないでしょうか。」

日本製が粗悪品とされていた時代を知らない私にとって、この一文が尚更に残りまして。

日本に良品が少なく外国製品に頼っていた頃は、国産品の充実と品質の向上がひとつ大きな目的にあったのかと。

過程はどうであれ目指すところは大きくて単純、そして何より希望があります。

物が溢れている今は何を思って新しく生み出すのか、考える程に複雑でポンと答えが出ては来こなくて、難しい時代だなと。

山登りが好きな理由がそこに通ずるなと不意に、ただただ足を動かし決めた道を歩くとのシンプルな目的、無心で登り、無事に下ってくるとの単純な行動。

でも分かりやすくて気持ちが良くて、達成感は十分に。

細々とした日常の反動からの登山趣味ですが、シンプルな目的事に心が晴れるのはよくよく実感。

翌日は白山行き、とてもバランスの良い旅だと改めて。

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隣にある常設展示は以前と変わりなくでした。

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さらっと拝見し、心惹かれるポスターの前で立ち止まって。

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生誕100周年の河井寛次郎展のポスター、シンプルで、強くて、響きます。

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*いろいろ映り込んでいてすみません。

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