オリジナル手拭い

数年前、京都の手拭い屋(製造)からある無地の手拭いを分けていただいたことがきっかけでした。

その手拭いはいつ作ったのか分からないほど前のもので、色ずれしたために依頼主の希望に叶わず、売り先がなくなり奥に仕舞われていたようです。

今まで持っていた物と比べると肌触りが柔らかく、無地一色のシンプルさに加え色合いも良くて、今も気に入って使っています。

改めて伺ってお話を聞きましたら、手に入る綿は年々変わってきていて、一昔前の方が質が良かったのだそう。

デッドストックのため販売数に限りがあり、現在は完売しているのですが、同じような品質の手拭いが市販にないかとそれから探すようになりまして。

まず無地の手拭い自体が少なく、加えて柔らかい肌触りをと求めるとこれといったものが見つけられず。

手持ちの手拭い(デッドストックの)と比べてしまうから尚更で、求めるハードルが上がってしまっていたのですが。

家の中でキッチンクロスや手拭きなどにと普段使いをしたいことから、汚れが目立ちにくく和室洋室問わずに似合う色合い。

それでいて肌触りが柔らかくて心地よく、洗濯しても毛羽立たずに、色移りもしないもの。

もちろんのこと、継続的に販売できる商品でと。

求め過ぎたら作るしか手段がなくなってしまって、オリジナル品をとなった訳です。

京都の染め屋さんに相談させていただいたのが昨年の11月、生地の種類や染めの方法の掛け合わせで何パターンか選択肢をご用意いただき、それから使って肌触りや堅牢度を見ていきました。

月に1、2度伺いながら使用の感想を伝え次の相談をしていたのですが、その中で「晒し」の目的が何なのかを知りまして。

天然素材である綿はどうしても色ムラがあるため、一度真っ白にすることで後に入れる染料を鮮やかに発色させるとのことでした。

私は「晒し」が手拭いを作る行程上必ず必要なものだと思い込んでいたのですが、鮮やかな発色のためであればしなくてもよいのではと。

晒すことで多少なりとも生地は痩せてしまうようですし、保ちの良さと柔らかさを思えば生成の方が求める手拭いには合っていて、鮮やか過ぎない色合いも願ったりでしたから、生成の上に染めることにしました。

生地の種類も大事なところで、これまた実験。

一般的な手拭いに使われる文、岡、特岡に加えて、20カード、30カードと糸の番手を変えたものも使用比較をしました。

生成であれ生地の種類でまた随分と触感が変わり、洗濯してみるとその差がより分かりやすくあったりで。

できるだけ肌に気持ち良く、それでいて丈夫さも十分なものをと最終的に選んだのがコーマという生地。

主に肌着に使われるのだそうです。

DSCF20171

お世話になった染め屋さん、生成、コーマ、無地染め(ロゴや文字などもありません)とどの選択においても初めての依頼だったようで、興味深い試みと有り難く長い期間お付き合いをいただきました。

そして先日念願の納品と。

サイズは一般的なものと比べてやや幅広の37〜38cm、長さは90cmでの販売です。

反で在庫をしていますので、お好みの長さにカットしての提供(1m以上10cm単位)も可能です。

色は、灰みの緑と

DSCF2019

緑みの灰との際どい2色展開。

DSCF2017_2

*写真と実物との色差がありますので、画像は参考程度で。

毎日の使用に向く手拭いを追求したら地味な商品となりましたが、こういった物に反応してくださる方がおられたらと。

DSCF20191

定番品としての販売ですので、買い足しもご安心いただければと思います。

無地染めのため型を使わず、晒しの行程も省いているためにコストが抑えられました。

いろいろ希望した通りに着地、ようやくできました。

オリジナル手拭い

¥840(抜)

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